「コリ」の三大原因

「コリ」の三大原因
「コリ」というと、イメージするのは肩や腰のコリなど、多くの方が発症しやすい部分のコリを連想しますよね。しかしこれら体の「コリ」は、多くの場合いつの間にか発症しているケースが多く、中には自分の気が付かないうちに発症していることもあります。そんな体の「コリ」は一体何が原因で発症してしまうのか、その原因を三つに分けて探っていきましょう。
- 身体に感じる「コリ」とはいったい何ものなのか
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現代に生きる私たちは日頃のストレスや運動不足、デスクワークの積み重ねによって体の「コリ」に悩まされています。体の「コリ」とはいわゆる肩や腰のコリ、背中や首などさまざまな「コリ」を指します。これらの「コリ」は、新陳代謝の高い20代以下の人にはあまり症状が見られませんが、年を追うごとに徐々に体の各部位に発症していきます。
代表的な「コリ」を発症しやすい場所は日常的にも負担がかかりやすい肩や腰といった場所です。そして年齢とともに「コリ」を発症する場所も少しずつ増えていき、身体のあちらこちらが痛いと感じるようになります。この「コリ」は初期の段階は若干の違和感で済みますが、筋肉が硬化し最終的に筋肉や神経を圧迫して強い痛みも感じます。そしてこれらのコリは別の症状の原因にもなりかねないのです。
- 「コリ」の症状はどんなケースがあるのか
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体の「コリ」はどの部分に発症しても症状がほぼ一緒で、感じる痛みなども感覚も似ています。「コリ」の多くは、さまざまな原因がありますが、どれも筋肉の硬化を起こしていき、ゆっくりと体をむしばんでいきます。
「コリ」の初期は軽度の症状からはじまります。患部に違和感を感じたり、ときには軽い痛みも伴うでしょう。そしてこの状態を放置していくと、さらに患部が硬化していくことになっていきます。すると時間とともに筋肉も硬化し、軽く押してもしこりのように硬くなっているのが解り、ひどい場合には痛みを強くともなっていきます。この症状も放置してしまえば、「コリ」による血行不良も重くなり、さらなる悪影響を周辺部位にもおこしていきます。
- 体の「コリ」の大きな原因は筋肉疲労
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体の「コリ」の原因にまず挙げられるのが、筋肉疲労です。仕事をはじめ日常生活では、いろいろな場面で体を酷使しています。
筋肉が疲労する原因は様々ですが、社会人に多いのは、ずっと同じ姿勢でいることが大きな原因です。デスクワーク、長時間の運転で疲れを感じる方も多いと思います。動かなければ筋肉も疲労しないと誤解しがちですが、運動をして筋肉を動かすと筋肉がポンプのような役割をはたして血流が良くなり、酸素を供給するため、乳酸などの疲労物質がたまりにくくなります。 疲れているからといって身体を動かさずにいると、筋肉に酸素が供給されなくなり、コリの原因になるのです。
- 血行不良による「コリ」も大きな原因
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体の「コリ」の原因として血行不良も大きく関わります。筋肉の硬化により血管が圧迫され、血行不良を引き起こします。血行不良になる要因は環境や季節によるものや、果ては運動不足によるもなどもあります。血行不良は筋肉の硬化も伴い症状も一気に重くなってしまいます。そして血行不良は「コリ」を助長するだけでなく、新陳代謝を下げたり、冷え性やむくみの原因にもなっていきます。このため血行不良は、体の「コリ」だけでなく身体に対してさまざまな悪影響を及ぼしてしまう原因でもあるのです。
- 末梢神経のダメージがコリを引き起こす
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疲れてくるといつも肩や腰がつらくなる。そんな方は多いと思います。いつも同じところにコリが出る原因として考えられるのは、末梢神経にダメージを受けている可能性が高いです。
疲労して筋肉が固くなったことで血流が悪くなり、そのせいで溜まった疲労物質は、その場所の近くを通る末梢神経に刺激や圧迫を与え、それにより末梢神経がダメージを受けます。末梢神経とは痛みやしびれを脳に伝える神経です。それがダメージを受けたことで、コリや痛みを感じるのです。
- 筋肉の柔軟性や血行のスムーズな状態を維持するのが最善の防止法
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これら体の「コリ」の改善や防止対策には、筋肉を常にほぐしている状態にし、血行を促進していくことが重要です。それにはまず、体温を維持して新陳代謝をキープしておくことが必要です。
この体温維持には、運動を取り入れるのが一番の最善策です。運動と言っても決して激しいものばかりではなく、ウォーキング程度のものでもよいので一日30分程度行うだけも大きな変化があります。他にも筋肉に刺激を与えるストレッチを取り入れたり、トレーニングが好きな方であれば筋トレも良いでしょう。とにかく日常的に運動を取り入れることが大切です。そして体の「コリ」を発症してしまった場合は、できるだけ患部の血行を促進していくのが効果的です。お風呂やサウナなどが手っ取り早く、自分で患部のマッサージ行うとことも良いでしょう。
- まとめ
- 体の「コリ」は一度発症してしまうとなかなか回復するのが難しいので、できるだけ防止して未然に防ぐことができれば最良です。しかし現代病ともいえる体の「コリ」は、発症する確率も多いので筋肉を刺激したり汗をかいたりすることで、意識的に血行を促進していくことがおすすめです。





