本当に効果はあるのか?磁気ネックレスがパフォーマンスを上げる仕組み
2016年09月30日

本当に効果はあるのか?磁気ネックレスがパフォーマンスを上げる仕組み
磁気ネックレスを使ってみたいと考えている方のなかには、本当に効果があるの?と疑問に思う人もいるでしょう。特にスポーツではさまざまな方法でパフォーマンスを向上させていく必要がありますが、その一つの手段として磁気ネックレスの導入を考えている方はこの記事を読んで参考にしてみてください。
- 磁気ネックレスが誕生したルーツとは?口コミでスポーツ業界へ
-
磁気ネックレスを作る会社はいくつかありますが、その中でも有名な「Phiten(ファイテン)」によると、ファイテンの技術を石英(クオーツ)のガラス球に施し、その球をテープで体に貼っていると身体が軽くなったということです。それが高齢者を中心に口コミで広がり、次第にスポーツの分野にも評判が伝わっていきました。ある選手が球を貼った状態でプレイするとパフォーマンスがグンと上がったことから、野球チームが甲子園に出場するサポートも行いました。そうしたことでプロ野球業界にも口コミが広がり、スポーツの世界でファイテンの製品が愛用されるようになっていきました。
現在は、ガラス球を貼り付けるという方法をとらなくても、チタンテープとして販売されている「パワーテープ」という便利な製品があります。もともと口コミで広がった磁気の効果ですが、多くの人が効果を実感してきた経緯があります。
- 磁気ネックレスが効果を発揮するメカニズムとは?
-
磁気ネックレスには、血行をよくする効果があると考えられています。血中にはヘモグロビンという成分があり、その中のヘムと呼ばれる鉄の成分へ磁気が働きかけることによって、血行がよくなると考えられています。そのため、磁気ネックレスを首や肩のこりを解消するために使用する人も多いです。
スポーツ選手では、パフォーマンスを高めるために運動の自由度を担保することが重要となります。水泳選手や体操選手などが競技前に手や体をぷらぷらと揺らしていることも、体の筋肉を柔らかくし、運動の自由度をあげているのです。筋肉の血行が阻害されている状況では筋の硬さが増し、しなやかな運動ができなくなってしまうのです。血行を改善するという観点から、スポーツ領域において磁気ネックレスを用いるとパフォーマンスの向上が期待できるといえます。
- 本当に効果があるの?磁気ネックレス効果の科学的根拠が知りたい!
-
磁気ネックレスの使用を検討する上で、科学的根拠はどうなっているのだろう?と感じる人も多いことでしょう。京都府立医科大学の吉川敏一教授を中心に、「アクアメタル研究会」が発足され、磁気ネックレスに関するさまざまな研究・ディスカッションが進められています。
2012年に「Physiology & Behavior」という科学雑誌で発表された報告によると、チタンを使った環境とそうでない環境では、チタンで処理された部屋で仕事をしたときの方がストレスは軽減したと結論づけています。この論文の中では、緊張や怒り、感情的なストレスといった項目でストレスの減少が認められたとしています。スポーツ選手がチタンなどの金属を使った磁気ネックレスを愛用する背景として、血行が改善されることにより運動の自由度が高まるという側面もありますが、メンタル面でもリラックスした状態を作り出すことができる可能性があります。
実際にどの程度のチタンの量や使用期間によってリラックス効果が得られるのか、詳細を明らかにするためには継続的な研究が必要であるといえますが、少なくともチタンの持つ効果がさまざまな観点から示されるようになってきています。 - 磁気ネックレスを愛用しているアスリートは多数いる
-
磁気ネックレスを使用しているアスリートとして有名な選手のひとりは、ゴルフの石川遼選手です。石川遼選手はコラントッテという大手メーカーの磁気ネックレスを愛用しています。また、フィギュアスケートの羽生結弦選手はファイテンのネックレスを愛用しており、羽生選手とファイテンのコラボレーションモデルも販売されているほどです。羽生選手はファイテンのネックレスを使うことが当たり前になっていて、着用しなければ演技にも影響してしまうというほど愛用しています。羽生選手の演技は大変しなやかで、筋肉の自由度が高い印象を受けますが、磁気ネックレスによる効果も加わった結果である可能性があります。チタンはメンタル面にもストレスを軽減する効果があるため、そういった点でも試合の緊張感をやわらげ集中するために貢献しているのでしょう。
- 磁気ネックレスの効果はいつまで持続するの?
-
磁気ネックレスの効果は、永久磁石といわれる磁石を使用していることから、半永久的に持続します。コラントッテの製品では、独自の配列でN極とS極が交互に並んでおり、広い範囲に磁力が影響するとされています。このような磁力の効果は薄れていくことはなく、長く愛用できる製品であるといえます。
しかし、ネックレスでは金属部分は簡単には磨耗しませんが、ストラップ部分の素材は使用に伴い痛んでいく可能性があります。製品が痛んできたら買い替えの時期になりますが、シリコンであれば洗って使うことができるので衛生面も安心です。ファッション性を重視する場合にはレザーを使った製品もありますが、こちらは水に濡れないように大事に使えば長持ちするでしょう。 - プラセボ効果でも有効?信じれば効くことも?
- 薬の効果を調べる研究などで、治療の効果を確かめたい薬を使うグループと、何の効果もない偽薬を用いるグループに分けて研究を行うことがあります。この場合、通常だと偽薬を使ったグループでは効果が認められないはずですが、参加した人の中から「体がよくなった」などの声が上がることがあります。このように、その人の先入観や思い込みなどが作用して「効いた気がする」という感覚を持つことをプラセボ効果といいます。実際の研究でもプラセボ効果がみられることはしばしばあり、「病は気から」という昔からある言葉も全く根拠のないものではないことになります。磁気ネックレスについても同様であり、効くと思えば効くといった側面はゼロではありません。磁気ネックレスは科学的にも徐々に効果が示されてきているので、パフォーマンスアップのために取り入れてみてはいかがでしょうか。
- まとめ
- 磁気ネックレスの効果は、関連の研究会も発足し検証作業が進められています。実際に効果が明らかになっている部分もあれば、スポーツ選手の口コミや体験談をもとに広がっているという側面もあります。また、磁気ネックレスの効果は、多くの一流のアスリートが愛用しているという事実が物語っているといえるでしょう。




